熱中症,治療法

重傷度に応じた治療

軽度の場合は、自宅にてスポーツドリンクなどの電解質を含んだ飲料水を補給したり、風通しの良い場所で休むことで回復します。

中度では、衣類を脱ぎ、水分補給を行うとともに発汗と熱の放散を行うことが大事になります。

重度は意識障害などが見られるため、早急に救急車を呼び、病院へ受診してください。

このように熱中症の重症度により、自宅で回復する症状もあれば、一刻を争う症状もあるので、病院にて適切な治療を受けなければなりません。

様々な治療法〜熱中症の治し方

熱中症治療はとても重要なことです。この疾患は怖いことに二次疾患(合併症)を発症させる恐れがあるため、早期治療が大切です。

熱中症の二次疾患は、患者に多く見られる脱水はもちろん、脳梗塞や腎不全、血液の循環不全や心筋梗塞などの様々な合併症を引き起こす可能性があるので、早期に病院へ受診したり、意識障害が見られたら、スグに病院で診察を受けましょう。

冷却療法

冷却療法はクーリングやアイシング、クライオセラピーと呼ばれ、アイスノンや氷枕、氷嚢などの冷罨法を用いて、熱や炎症などを取り除く方法です。
炎症を起こす疾患において、外部から冷却することにより、早期回復を目指します。また強度の炎症や筋けいれん、打撲や捻挫などを起こした場合に用いる治療法です。

炎症が強く、クーリングの効き目が現れないときは数回繰り返して冷却しますが、1度に行われるクーリングの時間は10〜20分くらいです。
また低温度の冷却は、皮膚血管の血液の流れを抑制し、熱の放出を抑えようとします。

クーリングしたことで、体が冷えるなどの冷感があった場合は、冷却部分(冷却している場所は炎症を起こしている部位なので温めるのを避けます)を除く身体部位をタオルや毛布、温罨法などを用いて温めましょう。

アルコール冷却

アルコール冷却とは、アルコールを含ませたタオルや脱脂綿を当てたり、霧吹きで直接皮膚に吹きかけ、扇風機などで風を送り、アルコールを気化させ、身体に冷感を与えます。
この冷却法はアルコールが蒸発し、気化すると同時に体熱を取り払ってくれるのを利用しています。

体腔内冷却

アルコール冷却などの体表面からの冷却よりも、体の中から直接冷却させる体腔内冷却の方が中枢体温を下げる効果が高く得られます。

体腔内冷却には、胸・腹腔内に生理食塩水を流し入れて冷却する方法や、胃・膀胱洗浄により体内から熱を下げます。
体内の部位を冷却することにより、血液が冷え、血液循環により体温が低下するという治療法です。

輸液療法

輸液治療とは、静脈血管を通して体内に直接薬液を注入することで、液体状の薬剤や栄養剤を継続的に注ぐ方法です。
経口摂取が不可能で、脱水症状などにより体液が減少している場合や、血液量が減少している場合に静脈から薬液を入れます。

血管内から体内に必要な水分、熱量、電解質(ナトリウム等)、栄養素を摂取し、血液循環を保持する目的で行われます。

  • 熱中症になりやすい人と場所 - 熱耐性は性別に差が!?
  • 熱中症を予防しよう - 熱中症を防ぐ5個の条件

  • 【熱中症の基礎知識】熱中症の原因・症状・治療法をご紹介
  • 【予防と対策】熱中症の予防法・対策法/なり易い人と応急処置・対策を知る
  • 【熱中症の分類分け】日射病・熱失神・熱射病・熱疲労・熱けいれんをご紹介
  • 【熱中症コラム】熱中症の労災・ペット・塩・地球温暖化・水分補給に関する情報