熱中症,応急処置

周りの人が協力を!熱中症救助

自宅で体調が回復するような軽い症状だった場合、どのような応急手当を行えば良いのか、熱中症になった時どのタイミングで救急車を呼べば良いのかなど、自宅での応急処置をご紹介します。

熱中症を起こしたとき、自分ひとりで体調を回復させるのが難しい場合があります。
他の人の手を借りなくては立ち上がることも困難な症状を引き起こすことがあるので、できれば周りの人が手助けをしてあげてください。

休憩をとらせ、観察を行う

休息をとらせるのは一番知られている応急処置だと思います。熱中症と疑われる人は、冷房の利いた部屋か木陰などの涼しい場所に連れて行ってください。
それから衣服を緩め、意識や体温や脈拍、呼吸数を数えてください。
脈拍数の正常値は成人で60〜80回程度、呼吸数は同じく成人で16〜20回くらいです。

意識がある場合は水分を摂取させてください。
スポーツドリンクなどナトリウム等の含まれた飲み物が良いのですが、ない場合は代わりとして塩を溶かした0.1〜0.2%食塩水の摂取、または塩を口に含ませるなどしてあげてください。
吐き気がある場合は水分の経口摂取が難しいので、病院にて輸液をしてもらいましょう。

意識のない場合はスグに救急車を呼んで、医療機関で処置を受けてください。
また意識がぼんやりしていたり、言動がおかしい場合も同様に病院での適切な処置が必要となります。

身体の体温低下に努めましょう

体温の急激な上昇が起こる熱中症は、体温の冷却に努めます。
冷却方法は、氷嚢やアイスノンで大きな動脈がある首の頚動脈、腋下動脈(ワキの下)、鼠頸部(股関節)にある大腿動脈を直接冷やし、血液の温度を下げます。
冷えた血液が体内を循環することにより体温が低下します。

必要な部位の衣服を脱がせ、皮膚表面に水(ぬるま湯のほうがベスト)を吹き掛け、冷たい水で絞ったタオルを使い、四肢や体幹などをマッサージします。
腹筋やふくらはぎが筋けいれんを起こしているときも同様に冷えたタオルでマッサージを行ってください。
意識のある筋けいれん時にはスポーツドリンクや食塩水を摂取させてあげてください。
マッサージを終えた部分から扇風機やうちわ等で風を送り、気化熱で水分が蒸発するときに一緒に熱を取り払ってくれるのを利用します。

着衣を脱がせ、直接身体の皮膚表面に水を吹きかけ、扇風機または冷房機器がない場合タオルやうちわで風を送り、気化熱を利用して体温を低下させます。
何回か繰り返し冷却します。
冷却時の注意として、皮膚表面のみが冷えないようにし、身体を震えさせないようにしましょう。

体温の上昇が確認され、熱中症などの高温障害が起こったときは、体温上昇から20分以内の体温冷却に効果があるとされています。
意識障害を伴う重度の熱中症の場合、発病から20分以内に体温を下げることが出来なれば命に関わり、下げることが出来たならば救命することができるとも言われています。

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